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山岸 功; 森田 泰治; 久保田 益充; 辻 正道*
Radiochimica Acta, 75, p.27 - 32, 1996/00
陽イオン交換体であるアンチモン酸チタン(Sb/Ti比=1.1)のAmNd及びEuに対するイオン交換選択性を硝酸系で研究し、AmとEuのクロマト分離を行った。Euについてのキーランドプロット(ログスケールの補正選択係数、K,vs.交換体中の金属イオンの割合Xn)には、Xn=0.002及び0.0001にブレークポイントが認められた。これは、本交換体中に3種類の交換サイトがあること示しており、Xn0.0001の領域で交換に供されるサイトでは非常に大きい立体障害があることがわかった。選択性の序列は、AmEu(Xn0.0001)及びEu=Nd(Xn0.0001)であった。硝酸濃度0.2~2Mにおける分離度、は、3.70.3であった。Am/Nd/H系におけるの値は2.50.3であり、Nd濃度10~10Mの範囲で一定であった。クロマト及びバッチ操作で得られたの値は、10%以内の差で一致した。